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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)


J.K.ローリング
¥ 3,990 通常24時間以内に発送
★★★★★

「ハリー・ポッターと死の秘...
最終巻は、話がなかなか先に進まないし同じような場所ですったもんだの内容ばかり。下巻に入るまでに何度居眠りした事か…話がしつこい割にロンとハーマイオニーに遺された遺品の説明はないし、何故ビルの結婚式にラブグッド親子やビクトールが招待されたのか?揉めた後のビクトールの誤解は?テディは誰が育てた?エピローグは何故19年後?グレゴロビッチは?誰の呪いでフレッドが死んだ?学校再編は?新校長は?挙げたらきりがないくらい?????でした。感動しました。最後まで読み終わった後に、スネイプの最後の言葉をぜひもう一度呼んで見て下さい。予約して買ったのに、忙しくて思うように読書が出来ず、2日前にやっと読み終えました。時間がかかってしまったけれど、読み終えた後はハリーの戦いの終わりへの喜びと、もうハリーとお別れか〜っていう寂しさがありました。 最終巻だけあって展開も激しく、多くの謎が明らかになり、多くの仲間が命を落とした。正直、こんなに死ぬとは思ってなかったのでショックを隠せない。それだけに読後の気分は複雑になっている。 個人的にはハリーの次にスネイプを気に入っていたので、前作のラストからどうなるのか気にな...

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)


東野圭吾
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★

容疑者Xの献身 (文春文庫...
ストーリーは良いですが、表現力に欠ける。直接的な表現ばかりでイライラしました。文字を読みましたって感じです。主人公は数学の天才だが堅物で面白みに欠け、殺人犯は序盤から分かっているし、事件発生後のアリバイ工作もありきたりな感があり、どこが著者の最高傑作なの?と疑いながら読み進めていました。 しかし、謎解きが始まるにつれて、それまで無味乾燥だと思っていた舞台装置等が段々意味を持ち始め、最後の幾層にも仕掛けられたトリックが明かされる度に、驚きと感動で物語にのめり込んでいきました。 全て読み終わった途端、思わず読み返したくなった伏線も見事でした。男女年齢関係なくおススメの一冊だと思います。冒頭の殺害シーンと主人公の登場からもう一気に物語へと惹き込まれた。そのスピード感は見事。人物設定と間然とする所のないプロット(トリック)も云うことない。文句なしの傑作。それにしても、最後の疑問だが、(1)P≠NP問題はそもそも数学的に解けるのだろうか?(2)哲哉と靖子はいずれ結ばれるのであろうか?この小説のテーマはトリックと純愛?(私は自己犠牲だと思いますが)です。 一つ目のトリックは一流です。 トリック...

夢をかなえるゾウ


水野敬也
¥ 1,680 通常24時間以内に発送
★★★★★

夢をかなえるゾウ
ガネーシャは、ダメな「僕」が自分を変えて夢かなえるための、具体的な「課題(アクションプラン)」を提示してくれる。その「課題」は、靴をみがく、会った人を笑わせる、毎日感謝する等、一見、些細なことのようであるが、実際に実行に移し、さらにそれを毎日意識し続けることは非常に難しいことばかりである。だが、それを毎日意識したり、実行に移すことで、自分自身のマインドの持ち方や、周囲からの見られ方等が、徐々に良い方向へと変化してくるだろう。 大成している人と、凡人との差は、ここに挙げられた「課題」を無意識に自然体で実行できているか、それとも、実行に移すことに抵抗を感じ、自然体では実行できていないかの差であろう。 ここに提示された「課題」を無意識に実行できるようになると、大物への第一歩を踏み出したと言えるだろう。 私も、ガネーシャの「課題」を毎朝眺めて、一日必ず、少なくともどれか1つは実行に移していこうと思う。 ガネーシャと主人公の設定とその関係性の深まり(途中でタメ語が出たり、引っぱたいたり...)が絶妙。文章も軽妙な語り口なので、読みやすく面白い。 主人公のサラリーマンが、自称ガネーシャか...

闇の子供たち (幻冬舎文庫)


梁石日
¥ 720 通常24時間以内に発送
★★★★

闇の子供たち (幻冬舎文庫)
リアル過ぎて、読み初めてに気分が悪くなりました。 小説だ。と思いながら、片方では、こういう世界があるのも確か。子供達がわからずに買われ、子供達の怯える姿はどう言っていいだろう。取材して踏み込んでそこまで?と、どうでもいいことにこだわっている。それだけ、ショックが強い。どこへ行っても、お金と快楽に群がる人がいる反面、正義のために、生きようとする稀有な人も少ないけどいる。傍観するしかない身なので、エラソーなコメントもしたくないし。一日でも早く、よい世界が来るように祈りたい気分。所詮、観光気分でしか、読んでない自分に気づくだけで、虚しい。何かしたくても出来ない。最後に残ると言い切る、音羽恵子の正義と、所詮他人だと言う、南部を比べ、たいていは南部に近いんだろうなと思う。今作を映画化した阪本順治の最新作は、間違いなく今年の日本映画のベストワンになりえる傑作だった。よくある社会派良心作に流れる安直なヒューマニズムを排したその視座と志に深く感動してしまったのだが、原作の方は好きな作家によるものにも拘らず未読、急いで一読した。以下、小説と映画の相違点を見ながら触れてみたい。 まず、小説では、タイの劣...

別冊図書館戦争 2 (2)


有川浩
¥ 1,470 通常24時間以内に発送
★★★★★

別冊図書館戦争 2 (2)
正編からすると事後談になります。 冒頭、堂上夫妻の甘い新婚生活をベースに、緒方の隠された過去(?)の切ない恋愛物語が語られます。 後半は、「ストーカー問題」を取り上げ、その展開の中で、今までもやもやとしていた柴崎と手塚の間にも決着が付けられます。 従って、この作品は完全に「図書館戦争」の本論は物語のバックに下がり、ラブ・ストーリーになっています。 ただ、その中でも「ストーカー問題」に切り込み、その卑劣さをきちんと書き込んでいます。 個人的には、緒方の秘められた過去が語られ、その一人の女性への恋心が語られる「もしもタイムマシンがあったら」の部分が気に入りました。完結編。 気になるあの二人も落ち着くべきところに落ち着いた、という感じ。 別冊なので 図書を巡る良化隊との攻防は本編ほどないので 恋愛物として楽しむことが出来る1冊。 1ほどベタ甘ではないので 人前で読んでも大丈夫な1冊です。 前5章からなり 1は副隊長緒方の若かりし頃の恋物語。 2は堂上小牧の若かりし頃の物語。 3〜5が柴崎・手塚の恋物語。 柴崎・手塚に関しては図書館戦争の頃より 絶対にどうにかなるだろう...

西の魔女が死んだ (新潮文庫)


梨木香歩
¥ 420 通常24時間以内に発送
★★★★★

西の魔女が死んだ (新潮文...
子供向けの作品だったんですね。 読みやすくてあっという間に読んでしまいました。 自分の生き方にも娘の子育てにも行き詰っていた時期だったのでよんでいて心に響くところや自分の中に問いかけるところが沢山ありました。 きっと私だけじゃなくて現代を忙しく生きる人はハッと思わされるところがある作品ではないでしょうか。 この中の登場人物、こどもでも大人でもどこか読んだ人の中に共感できる部分があるように思います。 『西の魔女・・・』を読んでから少し自分に対しても子育てに対してもスローで行きたいなと思えるようになりました。 そんなに長くない話しながらも読み応えは抜群。 もちろん皆さんのレビューにあるように泣きましたよ(笑) 面白かった本の運命で人から人へ渡り歩いて私の手元からどこかへ行ってしまいましたが、、、、 他の誰かもこの本に出会って心打たれているのならそれで良いかなって思います。 この話が面白かったので別の梨木さんの本も読んでみたくなりました。映画化もされた、「西の魔女が死んだ」。 読んでみました。 素直に、とってもいいお話でした。 いじめにあって、学校に行けなくなった女の子まいが、 ...

おそろし 三島屋変調百物語事始


宮部みゆき
¥ 1,785 通常24時間以内に発送
★★★★

おそろし 三島屋変調百物...
いつ読んでも宮部ワールドは、ホロリさせられます。縁談が決まり幸せの絶頂から、奈落へ。気づきもしなかった、おごりと誤解から、おちかとその家族や周囲の人々は、重い枷を背負うことになります。実家にいられなくなり、叔父の元で女中として、働きながら、日々悔いながら生きるなか、ひょんな行きがかりから変調百物語を聞くことになります。この世には自分だけじゃなく、沢山のひとが奇怪な出来事に巻き込まれ、苦しんでいると、気づきいてゆきます。一人二人と話しが絡み合い、おちかを元にすべてがつながった時、忘れ去られた悲しみや、怒りや、哀れさが、解放されます。誰からも忘れられてしまう、名もない人にまで、気をつけて気づいていますか?と、問われたようですね。まだまた続く終わり方に、おちかの成長が期待されます。自分のことがかわいいのは当たり前です。が、いざという時に、命を絶つほどに誰かを思えるか、と考えてしまいますね。もう一度読み返します。 事件が起こって、加害者と被害者が発生する。 加害者が一方的に悪く、被害者は全く罪が無い、という単純な決め付けでわれわれは事件を理解したつもりになってとりあえず安心(理解不能なこと...

いっちばん


畠中恵
¥ 1,470 通常24時間以内に発送
★★★★

いっちばん
レビューは書いていないが、私の中で「しゃばけ」は星五つだった。面白いものを引き当てたという手ごたえが確かにあった。 だが、面白く読めたのは3冊目まで。その後も惰性で読んではいるが、今回にいたっては、いいかげんにしろよという感じ。マンネリ化の見本、進歩というものがない。そろそろ限界かもね。 変わってほしくない作品というものがあるのは承知しているが、この著者はデビュー作が当たっただけに、成長の芽を詰まれている気がする。もっといろいろなものを書こうよ、畠中さん。お約束の「病弱若だんな」+「甘やかす兄やたち」+「バラエティ豊かな妖たち」という基本線は変わらないけれど、幼馴染みや兄がそばを離れていく、など若だんなを取り巻く環境は少しずつ変わってきている。それでも、「しゃばけ」ワールドは様々な登場人物を巻き込んでますます広がってゆく。どちらかというと、「江戸人情もの」というテイストが強くなってきてはいるけど、不思議でほんわかとした妖の世界は健在。欲を言えば、若だんな、兄やたちといった中心人物の活躍がやや少ない感じはするけど、安心して読めるし、読んだ後幸せな気持ちにさせてくれる。ご存知『しゃ...

豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-122 グイン・サーガ 122)


栗本薫
¥ 567 通常24時間以内に発送
★★★★

豹頭王の苦悩 (ハヤカワ文...
また登場人物たちのグチのオンパレードです。ハッとさせられるくだりもあるので読者として救われはしますが。 こういう内容であることは分かっていても、20年以上楽しみに読み続けてきた物語から降りるわけにもいきません。 もしかして本さんは結末を書き終えてご自身が他界した際の準備を終えており、あとは自分が一番書きたいヒーロー・ヒロインたちの陰鬱とした内面を好きなだけ書き続ける気なのではないでしょうか? 不謹慎ですがこうだとでも思っていないと、このまま今のような内容が続いてある日突然中断するという不安を解消できません。全巻に引き続きハゾスの暗躍、シルヴィアの狂乱などで、話はあまりすすみません。が、グインとシルヴィアの関係は決着したようです。 楽しめたのは黒衣のロベルト(魅力的なキャラです。これほどフィーチャーされたのははじめてでは?)とハゾスのやりとりには考えさせられました。グインとシルヴィアの下男パリスのやりとりも胸を打ちます。登場する人々の内面を、細かく細かく描くのもグインの特徴です。 シルヴィアに関してはいつかどうにかして折り合いをつけないと、なんだか魚の骨が喉に刺さった感じでずっと気持...

スカイ・クロラ (中公文庫)


森博嗣
¥ 620 通常3〜5週間以内に発送
★★★★

スカイ・クロラ (中公文庫)
大型書店には映画化前のシンプルなカバーが残っている。 マンガっぽいのが嫌なら一年待つかリアル書店に行くが吉。 出版社もまだ持ってるそうですし。 あと読む前に簡単な飛行機用語も調べておくと良いですよ。 ラダーとかエルロンとか。 面白いですから。映画になるということで、映画を見る直前に読みました。 鳥瞰視点を拒否して、ひたすら「いまここ」のディテールを積み上げるノリのよい文体や、 投げやりなユーモアのセンスが村上春樹ぽい感じで、気持ちよく読めました。 なのに、オチがすべてを台無しにしていると思う。なんじゃそりゃーと思いました。 映画版ではラストが変わっているのですが、ずっとよくなっていました。 脚本家の人が、同じ不満を持って変えたのかなあと思いました。 シリーズ1作目で、作品内時間では最後のエピソードとなる。 空戦で命のやりとりをするキルドレの、自己存在意義への葛藤を虚無的に描く。カンナミは、「装甲騎兵ボトムズ」のキリコ・キュービイや「戦闘妖精・雪風」の零のような、クールな主人公である。 キルドレであること、エースパイロットであること、戦いに意味を見いだせないこと…すべてを受け入れ...

ナ・バ・テア (中公文庫)


森博嗣
¥ 680 通常3〜4日以内に発送
★★★★★

ナ・バ・テア (中公文庫)
スカイ・クロラから時間をさかのぼったクサナギスイトの物語。 空は幾分、死に近い。空戦はゲームに似ていて、死はキルドレにとって単なるゲームオーバーだ。爆音も、手に残る衝撃も、Gも匂いも吐き気も、事実ではあるが生々しさには遠い。 キルドレたちは生や現実に感情を吐き出さない。 子どもにとって、死は近い。まだ生の実感から遠いからだ。普通の子どもはだから死をひどく恐れる。キルドレにとっては、死も生も同じ無関心さの先にある。 ならば何故、ティーチャは飛ぶ?ふたたびチータに戻って黒猫マークを描いた敵機に、クサナギスイトは意味より先に親近感を抱く。『ナ・バ・テア』を読んでいて、途端にあることが判らなくなった。 彼らが言うところの、「大人」や「子供」とは何だろうか。何年ぶりかに会った親族に言われた「大人になったね。」という言葉みたいに、それは自分を子供とみて発したものなのか、額面どおり大人に発したものなのか、考えてみると判然としない。そんなどこか飲み込み難い違和感を、同じように、本作中の「大人」と「子供」という言葉にも覚えた。 原因は、おそらく「キルドレ」という概念にあるのだと思う。しか...

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)


小林多喜二
¥ 420 通常24時間以内に発送
★★★★★

蟹工船・党生活者 (新潮文...
突然のブームに乗って読んでみたが、正直、呆れた。あまりにも単純な話なのだ。 労働環境の悲惨さの描写は良いと思う。これはルポルタージュ的な価値があっただろう。しかし物語自体は、呆れるほど単純な勧善懲悪である。悪党はひたすら悪く、弱者はひたすら善で、労働者間の裏切りのようなテーマさえない。薄っぺらとしか言いようがない。 これが若者に受けるのは、敵をやっつけるテレビゲームと同じだからだ。悲惨な労働環境には共感できるし、テレビゲーム感覚の勧善懲悪の単純な話だから、物語にも入り込めるわけだ。 しかし物語の本当の結末は、最後の「附記」に「この後のこと」として書かれている: 「漁期が終って、函館へ帰港したとき、「サボ」をやったりストライキをやった船は、博光丸だけではなかったこと。二、三の船から「赤化宣伝」のパンフレットが出たこと。」 何のことはない、悲惨な労働環境につけこんで、共産党のオルグが成功しただけなのである。 その共産党の支配下で、いかに労働貴族が生まれ、自由が剥奪されたかという「この後」のさらに「後」を知っている人間は、こういうお話を読んでも、呆れてため息をつくば...

流星の絆


東野圭吾
¥ 1,785 通常24時間以内に発送
★★★★

流星の絆
構成・設定はバッチリである。ただラストシーンが近づくに連れ、描写が荒くなっていくような感じがした。 細かく手を加えると2冊組で仕上がったのではないだろうか? アイデアは素晴らしいと感じるが、もう少し膨らましても良いと思う。一気に読みました! ドラマ化されるとのことで、いろいろなレビューを参考にして ちょっと期待しすぎたかな^^; お話が、全体的に綺麗な感じ。 それに、こんなにまとまっていて、読後感のよいハッピーエンドになるとは!! 東野さんの作品は、読後感にモヤモヤ・・・とか、アンハッピーエンドとか、多かったので。 ラスト1ページは、ちょっとウルウルしました。 この帯に惹かれて読んでみました。 さすがは東野圭吾さん、これだけの内容がありながらも読みやすいし、テンポよく、読み手を先へ先へとどんどん引っ張っていくのは、いつもの作品と同様。すごいですね。 一度読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。 たしかに皆さんおっしゃられている通り、人間の持つ黒さ、憎悪、徐々に物語の真相に迫っていく焦燥感では同著者の「白夜行」の方が抜きんでていると思います。 「流星の絆」も、過去...

ひかりの剣


海堂尊
¥ 1,680 通常24時間以内に発送
★★★★

ひかりの剣
皆様ご存じのジェネラル・ルージュこと速水晃一氏の、剣道一筋だった学生時代の物語。田口先生も島津医師も、ちょこっと登場する。時期は「ブラック・ペアン」と完璧に重なっているが、今回、医療的な要素は皆無と言っていい。ひたすら剣道の話が続くので、退屈する向きもあるかもしれない。 ただ、高階先生がかなりの頻度で登場するので、個人的には美味しかった。剣道の有段者で、帝華大で剣道部顧問をやり、その後、東城大の剣道部顧問になるあたり、タヌキの本領が発揮されていて楽しい。やっぱりカッコいいよなー、この人。「委細かまわず、森羅万象をぶった斬れ」か。うーん、若いころに言われてみたかった。 「ジーン・ワルツ」を読んでいれば面白さは幾分増すが、未読でも別に支障はないと思う。

Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖 11 (11) (ヤングマガジンコミックス)


せがわまさき 山田風太郎
¥ 560 通常24時間以内に発送
★★★★★

Y十M(ワイじゅうエム)~...
せがわまさき流・風太郎『柳生忍法帖』の最終巻。前巻では、囚われの十兵衛にストーリーの停滞を感じてやきもきしていただけに、このエンディングは、久しぶりに息を吹き返したかのよう。爽やかな解放感があって、駆け足のストーリーとはいえ、好感のもてるものでした。十兵衛の惚れ惚れするような男っぷりはそのままに、ストーリーを結末へと導いた作者の手際に、拍手。 絵的には、相変わらず、人物の瞳の入れ方がいいですねぇ。作者の『バジリスク』もそうだったけれど、なんとも言えない妖しさと切れ味があって、彼らの瞳、視線にぞくぞくさせられます。あと、上から見下ろす構図に、独特の旨味があるなあと。斜め上、あるいははるか天空のアングルから人物を見下ろした鳥瞰図的な絵に、まるで鷹になって出来事を見ている気分になりました。 鳥といえば、「ホーホケキョ♪」の七郎の登場も嬉しかったなあ。あれ? でも、七郎も隻眼でしたっけ? い、いつの間に・・・・・・。今、第9巻をぱらぱらと見返して、「あ。もしかして、この場面でかな?」なーんて当たりをつけたところであります。違ってるかもしれないけれど。長い長い復讐行も最終局面、いよい...

屍鬼 1 (1) (ジャンプコミックス)


藤崎竜 小野不由美
¥ 460 通常24時間以内に発送
★★★★

屍鬼 1 (1) (ジャン...
藤崎作品は封真演義以来読んでなかった。それはフジリューオリジナル作品はかなり個性的で私にはまだ感覚が付いていけない作品が多いからです。しかし、原作者付きのフジリュー漫画は素晴らしいと思う。今作も原作の大筋は変わらず、話を要約して大変分かりやすく描かれていると思います。それが出来るのは藤崎先生の力量ですよね。原作は読んだことなかったですが、コミックで2巻まで読んで、先が凄く気になって、今原作を読んでます。すると登場人物がフジリュー版屍鬼のキャラクターに置き換えられるので場面が連想しやすかったですよ。原作のイメージはぶち壊されましたが、これは原作とは別の一つの漫画作品として面白くなりそうだという期待から星5つ。 ち原作ファンとして、漫画化するならあの漫画家さんが…というのはありました。 しかし原作は漫画化には元々向いてなさそうなお話ですし、類似した他作品が多く存在する今、ただ原作を再現するだけの漫画家を使うなら今更漫画化なんて話最初からなかったかもしれません。 ウィキの藤崎さんの項に原作クラッシャーと書いてあるのを見て今回の漫画化も納得。 遠慮せずに原作をクラッシュして面白い漫画にして頂...

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)


J.K.ローリング J.K.Rowling
¥ 3,990 通常24時間以内に発送
★★★★★

ハリー・ポッターと謎のプリ...
最終巻の一歩手前。 ヴォルデモート卿の復活が公にされ、世界の状況はますます暗くなりますが、 この巻では、ハリーの物語は学校内に戻り、たんたんと進んでいきます。 薬学の授業でハリーがハーマイオニーを押さえて一番になるなど、楽しみどころもあります。 ダンブルドアからの個人教授など、ダンブルドアと行動を共にすることが多くなり、 結末に向けて謎が解き明かされようとしていきますが、、、 6巻でも謎はすべて解かれることなく大事な人が命を失う事に。 7巻でどう決着がつくのか、最終巻への期待がとまりません。ハリーがハーマイオニーよりも魔法薬学で良い点数を取る、って信じられる? ハリーが闇の魔術に手を染める、って信じられる? こんな事が起きるのも、時間を超えた書物の仕業。 大きな悲しみを乗り越えて、ハリー達はどこに向かうのでしょう。 著者ローリング女史が紙とペンの力を信じて描き出した魔法の世界。 愛と勇気と夢が伝わる半純血のプリンスの巻き。 はらはら、どきどきと、次回への期待をしっかり読ませてくれます。 謎のプリンスというのも良いタイトル。 読み直すも良し、映画を見るも良し、最終巻となる英語本に...

墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)


飯塚訓
¥ 714 通常24時間以内に発送
★★★★★

墜落遺体―御巣鷹山の日航機...
本書は1985年8月12日に群馬県の高天原(たかまがはら)山系の無名尾根(通称、御巣鷹山の尾根)に墜落した日航123便の全遺体の身元が確認されるまでの127日間を記録した唯一の本であり、航空機事故の犠牲者の遺体がいかに想像を絶するものか、また、当時検屍にあたった医師、看護婦、警察官及びその他の関係者の過酷きわまる任務を克明に描いたものである。特に胸を打つ最初の文章は、検屍が開始され毛布の中から塊様のものを少しずつ伸ばしたり土を落としてゆく過程で、おむつがあてがわれた二歳の幼児であることが判明する。その際に遺族の身元確認のため写真を撮っていた若い巡査のシャッターの指が止まり、涙で焦点が合わないと泣きべそをかいている…というくだりである。この事故は日米の政治的判断によってボーイング社の修理ミスによる隔壁破壊が原因で垂直尾翼及び周辺部(特に油圧系統)が損壊したためにコントロールが効かなくなり墜落に至ったとしている。123便に関する類書を読んでいると明らかに構造上の欠陥であることがわかる。いまでも政府専用機を含めた747が飛んでいるが、うがった言い方をすれば日本の政府専用機やエアフォースワン...

屍鬼 2 (2) (ジャンプコミックス)


藤崎竜 小野不由美
¥ 460 通常24時間以内に発送
★★★★

屍鬼 2 (2) (ジャン...
人物と背景のアンバランスさ、画面の見づらさにうんざりしました。しかも肝心のストーリー展開は劣悪。おかしなキャラ立てといい、大事な設定をすべてデリートする大胆なまでの無神経さといい、編集含む作画サイドの自由な精神は見事としか言いようがありません。なにこれラブコメ?ホラー? ってゆーか、この漫画化自体がホラーだよ。原作が気の毒。原作を読んでいるものは、マンガ化とかされても、今まで手を出しませんでしたが、お二人共好きなので買ってみました。最初読み始めた時は、絵が以前よりクセが強く感じて戸惑いました。ですが、読み進めるほどに違和感はなくなり、逆にどんどん引き込まれてしまいました。原作とは多少違う部分があっても、世界観を壊してはいないし、原作を読んだ時に想像していた感じとも近いので、個人的には、このマンガ化は成功だと思います。この先も、どう描かれていくのか楽しみです! 1巻が面白かったのですぐ2巻も購入しました。結城夏野編が3話(3話目は結城夏野編のサイドストーリーと称して村迫正雄の一日)収録されています。 死者が立て続けに増える村。夜中に引っ越す者が増えるなど奇妙なことが続く。医師の尾崎...

異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない


櫻井よしこ
¥ 1,575 通常24時間以内に発送
★★★★★

異形の大国 中国―彼らに心...
日本のマスコミが書けないような, いや,仮に知っていても書かないであろう 本当の中国を書いています. いままでうやむやだった中国に関する知識を整理できました. 週刊新潮に連載されていたコラムをまとめたものですので, 区切りが小さく,けれど内容はまとまっているので 時間のない方も気兼ねなく読むことができます. 一点残念なのが,引用文献. コラムのまとめであるが故に仕方ないかもしれません. また,著者をはじめとして読者も知識はある という前提で読まれれば十分に満足できると思います. 私の場合は 「〜と言われている」などと言われても, ほんとに? と疑ってしまうことがあります. 説得力を増すためにも,是非文献を示して欲しいです.中国に携わり、中国人のスタッフと仕事をしている私ですが、 改めて勉強させられました。 ジャーナリストとして中立な立場で客観的に取材したからこそ 非常に信憑性のある内容になっていると感じました。 内容の詳細は他の方に譲りますが、オリンピック開催前の今読むと 報道などを通して改めて色々な問題に関する著者の取材力の高さが浮き 彫りにされます。 読後、正直恐ろし...